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休むも相場

休むも相場、これは株式投資においては最上級の格言の一つです。

株式投資をしている人を見ていると、年がら年中、売り買いをしているが多く見られます。売買の機会(回数)が多いほど儲かる機会も金額も多くなると考えているからなのでしょうか。
売った矢先にまた別の銘柄を買い、始終、株式を所有している人、私はこういう人で金持ちになった人を見たことがありません。

株式相場は上げたり下げたりするものです。高くなったから売ったのに同じ水準でまた買ったのでは意味がないのです。こう言うと、
「高い銘柄を打って安い銘柄を買うのだから理にかなっている。」
という反論が聞こえてきそうです。

たしかに、逆相関関係(一方が上がれば他方が下がる)のある銘柄ではあり得そうです。たとえば、建設株と電気株。内需関連株と輸出関連株という言い方もできるでしょう。これらは国策によっていずれかがもてはやされて大相場になることがあります。あるいは円高が有利な銘柄と不利な銘柄。これは為替の動きで一方が高くなることがあります。

しかし、そのとき他方の銘柄は安値圏かといえばそれは理屈のうえだけの話なのです。実際には投資資金は割安になった銘柄にも待機しています。わずかなタイムラグでそれらの株価も上昇してきます。したがって、利食った後、買おうとする割安株もそこそこの価格に上がっています。

そして下がるときは両者が同時に下がる、それが標準的な株価の動きなのです。割高株を売って割安株に乗り換えるということが短期間で行えるほど株式相場はお人良しではありません。結果、いつも株式を所有している人は儲けは小さく、損は大きくなりがちです。

見込んだ銘柄を利食って一段落したり、相場の動きがよくわからないときは休んで冷静に考える、これが成功につながることが多いのです。
年中株を売買している人をみていると、この人はお金が好きなのではなく、株を売買する取引行為自体が好きなのかな、と思えてくるのです。




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