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集中投資か分散投資か

これは好みの問題ではないのです。

集中投資とは1つもしくは2つ、少数の銘柄に全投資資金を投入する投資方法です。これに対して分散投資は多くの銘柄に資金を分散させて手持ち銘柄数を多くする投資方法です。
集中投資が資金効率を考慮した攻撃型の投資方法であるのに対して、分散投資は危険防止を考慮した守備型の投資方法であるともいえます。

どちらが良いかは投資家の性格によると解説する向きもありますが、そうではありません。
まず、実態はどうかといえば、機関投資家はすべてが、そしては大衆投資家も多くは分散投資を行っています。
結果はどちらも儲かっていません。儲かっているのは集中投資を行っている一部の個人投資家や投資プロジェクトだけです。個人投資家が分散投資を行う理由は自信がないからです。分散投資ならすべての所有銘柄が同時に下げることはないだろうという安心感を得るために行っています。ひどい場合には、となりの芝生は青いとばかりに、あれもこれも儲かりそうだといつのまにか意図せずに分散投資になっていることもあり、これは救いようがありません。

分散投資はリスクだけでなく、利益も分散し、逆に、集中投資なら存在しなかったかもしれないリスク銘柄を抱え込む率を高くすることにもなりかねません。はっきり言えば分散投資は無知識投資家が行うものです。だからといって無知識投資家が気取って無理に集中投資を行えばもっと危険です。

分散投資の完成形はバブル(1987~1990年)のころ開発されたインデックス売買です。個別銘柄ではなく日経平均や東証株価指数など株価指数に連動する銘柄組み合わせを売買する方法です。これは相場全体が上昇している時期には市場の平均上昇率を確保する方法として、銘柄選択のできない無知識投資家や運用額が巨大なあまりに自分の売買で株価が動いてしまう機関投資家にとって都合のいい方法でした。現在では先物指数売買などに応用されています。

相場全体がどんどん上昇するような時代ではなく、自分が機関投資家でないのなら分散投資を行う理由は全くありません。



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